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2015年4月14日火曜日

ちょいと内海ダムの試験放流に行ってきた。

内海ダムは平成24年12月21日から試験湛水を開始したものの、降水量が少なめな瀬戸内海式気候と離島という条件も相まってなかなか水位が上がらず、2年以上の歳月をかけ平成27年3月18日にやっとサーチャージ水位に達しました。

しかも、どうやら土日までサーチャージからの試験放流を続けるとか続けないとか風の噂を聞いたので「行くしか無い」というわけで…

行ってきました。小豆島。



画像の説明文
淡路島南PA
いきなり淡路島での写真です。
えぇ、東京から高松まで高速バスで行きました。何故か?

土曜日に最速で小豆島入りするためです。

高松駅
東京を金曜日の21時頃に出発した高速バスは土曜朝8時前に高松駅に到着します。

フェリー乗艦!
高松駅から歩いてすぐの高松港へ移動して、フェリーに乗艦します。

そう、小豆島へは船でしか行けません。

フェリーで小豆島へ移動中
高松港から約1時間の航海で…

小豆島の土庄港へ上陸します。正確にはまだ小豆島ではありませんが!

ちなみに土庄港はこちら↓。



土庄港

内海ダム
そしてもう内海ダムへ直行です。

試験放流は「サーチャージ水位を24時間維持する」事が必須ですが、3/21の時点でサーチャージ水位から24時間以上経っています。つまり、いつ試験放流が終わってもおかしくない状況だったわけです。

内海ダム直下
内海ダムの直下は公園が整備されるようですが、まだ工事中では入れません。

あぁ、遊具邪魔…


というわけで、初日はこれだけ見て終わりです。
小豆島には8つのダムがあるのでそちらを優先しました。



小豆島ではひとみ荘に宿泊。昭和の雰囲気が漂う家族経営のいい感じの宿でした。

ひとみ荘からの夕焼け
オーシャンビューのいい感じのお部屋でした。
カーテンがピンク系の色で、ドアを開けた瞬間部屋がピンク色に見えて「ラブホか!?」と思ったのはご愛嬌です。

そして翌日。

内海ダム直下
また来ました。ヨダレ垂らしながら号泣してる姿にしか見えません。

内海ダム水位計
サーチャージ水位はEL.79.0mで、ほんの数cmだけオーバーしている状況です。

内海ダム右岸より
まー堤頂長の長いこと長いこと。

内海ダム天端
四国の重力式コンクリートダムでは、四国最大の早明浦ダムよりも天端が長いです。

天端の全天球パノラマはこちらに。

ビュー: 内海ダム天端(撮影: 星野夕陽(ダム愛好家)



寒霞渓湖石碑
ダム湖は「寒霞渓湖」と命名されました。
内海ダムの近くにある国指定の名勝「寒霞渓」から取られました。



ダム湖上の石
寒霞渓湖上に石が浮いているように見えますが、これはダム湖内にある小山にサーチャージ水位で石だけ見える高さに配置されたそう。

天端より洪水吐を望む
洪水吐は小規模の坊主ダムにありがちな感じ。

洪水吐上から直下を望む
内海ダムの天端からは街を挟んで瀬戸内海が見えます。この光景は珍しい。


右岸下流側には内海ダムを一望出来るポイントがあります。



右岸下流側より
重力式コンクリートダムが下流の街を守っている様子が良く分かります。

内海ダム管理所
内海ダムは香川県営のダムですがダムカードがありますのでちゃんと貰ってきました。

ちなみに、下の地図の場所から「内海ダム」と「粟地ダム」と「三五郎池」が瀬戸内海を挟んで一望できるポイントがあります。



3ダム一望ポイント
いやぁ、海を挟んで3ダムが一望出来るなんてね。
こんな場所、他に知りません。

というわけで、内海ダムの試験放流レポートは以上です。


ここからは余談。

小豆島で数名ほど島民の方から少しお話を聞く事が出来ました。
みんな口を揃えて言っていた事は「ダムが出来て良かった」という事。

小豆島は離島で大きな河川が無いので、降った雨はすぐに海へ流出してしまう。そのため淡水の確保が難しくて、ちょっとでも降雨が少ないとすぐに水不足で断水になってしまうらしい。


更に、小豆島では積極的に節水を意識しているのだろうと感じた事も。

公衆トイレでよく見る「レバーを倒して水を流すタイプの便器」では、レバーを倒すと一定時間水が流れるのではなく「レバーを倒している間だけ水が流れる」ようになってました。これは本州では経験した事のない事でした。

また、日帰り温泉施設では「プッシュ式で一定時間お湯が出る風呂の蛇口」はお湯が出る時間が極端に短かい事が気になりました。もしかすると、節水のためにお湯があまり出ないようにされているのかもしれません。


最後に、「小豆島は水道代が高い」という事。
というわけで試算をグラフにしてみました。

水道代試算グラフ(参考文献:全国水道料金DB
http://www.kurodasoft.sakura.ne.jp/Muwr2/Top.htm)
横軸は水使用量。
水使用量に東京都の世帯人数別平均水使用量を追加。
参考文献:もっと知りたい「水道」のこと(東京都水道局)より
7.8㎥=1人世帯平均
16.2㎥=2人世帯平均
21.6㎥=3人世帯平均
26.3㎥=4人世帯平均
小豆島の自治体である小豆島町と土庄町に加え、比較対象に大都市の東京23区と大阪市を追加。

グラフ化で一目瞭然ですが、小豆島の自治体の水道代は東京23区と大阪市の倍近いコストがかかってます。確かに水道代は高い。

それでも、水道代が上がる要因となるダム建設をするのは、やはりそれだけ水が足りないという事なのでしょう。この記事を書きつついろいろ思い返すと、本州では感じる事がなかった離島ならではの水事情をたった2日間で感じる事が出来ました。

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