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2015年10月15日木曜日

ちょいと三浦ダムに行ってきた。

一般社団法人ムラビトミライという所が三浦ダムの見学会を行うという情報が舞い込んできた。

三浦ダムといえば、ダムまでの道は車両通行止め。訪問した事がある人は皆徒歩でダムまで行ったと聞いていたのでこれはチャンスとばかりに申し込んで行ってきた。


  • 木曽川水系/王滝川/長野県
  • 形式:重力式コンクリートダム
  • 堤高:83.2m
  • 堤頂長:290m
  • ダム湖名:三浦湖
  • 用途:発電
  • 着工1932年/竣工1945年

関西電力 三浦ダム
見学会では、王滝川公民館よりスタッフの車とマイクロバスへ分乗し直行。
車両通行止めの林道は離合が難しい細い道が続きますが、舗装はされていてガードレールもありました。

三浦発電所水利使用標識
あれ、水利権は更新の最中なのかな?

三浦ダム見張所
管理所ではなく見張所。管理所はどこに?

地震計
ダム天端には地震計が設置されていた。これ、後付な気がしてならない。

ダム直下
写真左手にあるのは職員宿舎だそうな。横に伸びるグレーの建物は通路で、雪が積もっている時はここからダムまで行けるようになっている。

余水吐よりダム湖を望む
貯水位は満水位よりは少し下がっていた。
どうやら三浦ダムは制限水位を設けているようなので、もしかすると制限水位近くだったのかも。
当日の水位を聞き忘れたのは失態。

余水吐ゲート
余水吐はラジアルゲートからローラーゲートへ改造されていた。
写真の円弧状の構造はラジアルゲートの名残。

殉職者慰霊碑
堤体右岸には殉職者慰霊碑があった。手を合わせ、拝見する。

殉職者慰霊碑 裏側
裏側には殉職者の氏名が刻まれている。40名くらい亡くなられている。

右岸より
堤体右岸側の山の上にはヘリポートが設置されていた。
1984年の長野県西部地震の時に活躍したとの事。

ちなみに、マグニチュード6.8を記録した長野県西部地震の震源地にかなり近かった三浦ダムは地震でもびくともしなかったそうだ。

センサー
三浦ダムにはこのような人感センサーが設置されていて、センサーを遮ると警告音が鳴るようになっていた。どうやら、山の木材を盗んでいく不届き者がいるらしく、そのために設置してあるらしい。

監査廊
見学は天端より監査廊へ。時代を考えればもっと荒れていてもおかしくないのだけれど、予想以上に綺麗で驚いた。

監査廊の壁
古いダムの監査廊といえばコンクリート型枠の木目。こちらも綺麗に残っている。

監査廊の階段
ステップも広く高さは20cm程の人に優しいタイプの階段。

監査廊
直角に折れ曲がっている監査廊。壁のエッジはコテで均したような仕上げ。

監査廊
このように荒れている部分はほんの一部だった。

何かの計器
最下層の監査廊に、下向きに線が張ってある計器。上向きならプラムラインか?と思ったが何かは不明。なんだろうこれ。

直下へ向かう車内
監査廊の見学を終え、車で直下へ。立ち入りを拒むゲートは職員さんの手で開かれる。
もうドキドキ。

三浦ダム直下からの眺め
これが三浦ダムだ!というわけで、直下へ。
余水吐が右岸へ寄っているため、よく見ないと非越流タイプのダムに見える。

三浦ダムの堤体
冬季は雪が降り気温もかなり下がるであろう地域だが、年代の割に堤体は綺麗。
時代的にも良い材質のコンクリートが使われていたのではないだろうか。

堤体直下の通路
堤体直下に不自然なコンクリートの盛り上がりがある。
これは冬季にダムへ行くための通路。ダム直下の宿舎から外に出ないで通路を通り監査廊に直接入れるようになっている。

管理所?
堤体直下にあるここから管理所?へ。

三浦発電所の発電機
中では稼働中の発電機まで見学が出来た。

水車のシャフト
今まさに発電している水車のシャフト。発電所見学で、ガラス越しに回転しているシャフトを見たことはあったが、まさか生で見られるとは…!

水車周辺
写真に写るチェーンのようなものは、水車の羽の角度を調節する設備。
発電時の水量は変化するため、水量に合わせて水車の羽の角度を最も効率の良い状態にするために設置されているもの。

回転するシャフト
こんな具合に目の前で回転している。
うるさいが耳を塞ぐ程では無い。

放流設備
発電所脇には放流設備が2門あった。これはどんな時に使うのだろうか?

放流設備
そして2門ある放流設備の真下にもうひとつ放流設備が。これも何に使うのだろうか…?

水圧鉄管
放流設備へ繋がる水圧鉄管。使用水量は大きくないため、鉄管もそれほど太く無い。それでも直径1m以上はあるように見える。

三浦ダム
以上で三浦ダムの堤体見学は終了となる。ここからは、林道入り口まで約8kmの道のりを徒歩で帰る事になる。


王滝川ダム見学へ続く…

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