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2014年5月23日金曜日

ちょいと矢木沢ダムの点検放流に行ってきた。

2014/05/18に矢木沢ダムで洪水吐ゲート点検のため放流が行われました。

念願です。念願の矢木沢ダムの点検放流です。
ダムが好きになって以来、Youtubeで矢木沢ダムの放流動画を見てから
「次回は絶対に見に行く!」と意気込んでいたら……

2011年は震災の関係で中止。
2012年は利根川のホルムアルデヒド検出事故の影響。
2013年は融雪が早過ぎてゲートまで水位が届いていなかった。
(この時期はまだ渇水という程では無かった)

中止の連続。本当に念願の放流です。

右岸より矢木沢ダムの堤体を望む


当日に矢木沢ダムへ到着するも…人、人、人。こんなにも来訪者が多いとは。
4年ぶりだし、昨年は渇水の関係でテレビでもよく映像が流れていたりもしていたので
過去最高の来訪者にはなるんじゃないかと噂されていましたけど、さすがにこれだけの数とは思いませんでした。


damsiteの萩原さんがYoutubeに動画をアップされていたので載せておきます。
これを見れば一目瞭然ですね。ちなみに僕は、13秒辺りで車を駐めました。


約1kmを歩いて現場に到着。もう撮影スポットなんて空いてないのでは?と思う程の状況。
激しく出遅れた感を感じます。




どこまで行っても人だらけ。
気になったのは、軽装備な人と重装備な人と真っ二つに分かれてた所でしょうか。
ライフジャケットな人達は別ですけど。



運良く最前列特等席を確保出来ました。何故か空いてた。

しばらく待ち、放流開始の09:55くらいから放流のサイレンが鳴り始めます。
周囲がざわめいていた所にサイレンが鳴り、一瞬静かになってから、またざわめきだす。
試験湛水の放流とは違った雰囲気がありました。

そしてサイレンから放流までがまた長い。いや、実際は短いのだが長く感じる。
このサイレン吹鳴の時間がたまりません。

そして待望の……!!


放流きたー!

放流の轟音と、鳴り響くシャッター音と、完成が入り混じった激しい音!
大量の水が流れこんで冷気が漂ってきます。


ダムから放流地点まではスロープ状になっていて、
そこに溜まった砂や埃が混じっているので最初は濁水です。
しばらくすると汚れが取れて綺麗な水が放流されてきます。




ここで一旦僕はこのポジションから離脱してトイレへ。
放流開始は10:00からですが、10分ごとにステップで放流量を6t/sずつ増やしていき
10:40~10:50の間が30t/sで放流量MAXになるので、それまでしばし休憩。

その間に…
知らない人から「これで終わり?」と聞かれ「10:40から今の5倍の水が出ますよー」と答えたり
「何あれ、あの人のヘルメットに『ダム無関係者』って書いてある!」と指されて言われたり
「あ!星野さんですか!?」とSNSでつながっていた人に声をかけられたりしていました。


そして10:30頃からMAX放流に向けスタンバイ。


この頃には放流の水で河川は大幅に増水。
放流前の流水の幅は写真の1/3くらいだったのが30t/sに満たない水量でこんな状況に。
放流って侮れないなと実感。

ちらっと洪水吐を見ると凄い量の水が放流されていて、10:40前にして我慢出来ず突撃


向かい風で放流の水が大量にこちらへ。
周辺道路は豪雨状態で、自身は下着が濡れる程びっしょりに。

一度退避して、10:40に再突入


出始めの6t/sとは比較にならない大迫力の30t/s放流。



これが30t/sの放流か!
ちなみに30t/sというと黒部ダム(富山)の観光放流の2倍、宮ヶ瀬ダムの観光放流と同量です。
それがスキージャンプ式洪水吐になるだけでこんな大迫力になるとは。


歓声と放流の轟音しか聞こえません。


最前列へ行って撮影するも、水しぶきを大量に浴びる。


人と比べると放流される水の高さが良く分かります。


いやーもうたまらん。


その後、放流が収まってくると人もまばらに。


最後は放流が止まるまで見届けて矢木沢ダムの点検放流は終了です。


その後は天端へ。


放流が終わった後の洪水吐をちらり。
ここを先ほどの放流が流れていって、先端で跳ね上げられるわけです。

ちなみにこの構造を「スキージャンプ式洪水吐」と言って、
河川へ水を流す前に、放流水を空中に跳ね上げて流水の威力を殺しています。
スキージャンプ式洪水吐は国内ではあまり多くありません。


愛媛県の黒瀬ダムのスキージャンプ式洪水吐はこんな感じ。
矢木沢ダムとは全然違って見えるかも。


横から見ると、水を跳ね上げている様子が良く分かります。


ダム上部のゲートから放流すると、赤矢印分の高さを下まで一気に流れて
放流の威力が強いままになってしまうけれど、空中に跳ね上げてる事で青矢印の高さだけで済む。
高さが低くなった分だけ、しっかりと勢いを殺せてるわけです。

これがスキージャンプ式洪水吐の一番重要な所です。


さて、少々話が脱線しましたけれど、再度矢木沢ダムへ。


今回初めての試みらしい、露店が出ていました。
確認すると、おにぎりとすいとんが200食用意されていたらしいですが、
なんと完売してしまいました。
水上と言えばみなかみダムカレーがあるので、多くの人はダムカレーへ行っていしまうのでは?
と思っていましたが、まさかの完売。ちょっと驚きです。

ちなみに僕は滑り込みでなんとかありつけましたが、なかなか美味しかったです。
特に放流で冷えた体にすいとんはとても有り難かった。

露店の出店はもしかすると「ダムは観光になるかも?」と地元の方々が強く感じてきてくれた証拠かもしれないと感じます。
例えばの話、露店で点検放流特別仕様のダムカレーなんて出したら……なんて思ったりして。


そんなこんなであっという間に終わってしまいました。
ダム到着から離脱まで、たっぷり2時間以上も居たのにこんなに短く感じるなんて。
普段僕が使っている水を水源から直接浴びる事も出来たし、大満足の放流でした。





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