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2020/05/23

書籍版 ダム大百科 2020年6月1日発売予定

ムック版ダム大百科



こちらは2017年2月に発売された萩原さん(twitter@damsite)監修のムック版ダム大百科ですが…


書籍化されることになりました!

書籍版ダム大百科



発売日は2020年6月1日。Amazonでは予約が始まってますね。
自分はダムの仕事【洪水調節】とダムを撮るという2つのテーマで少しだけ書かせてもらっています。書籍化にあたり文言の微修正だけで済みました。

ダムの仕事【洪水調節】

洪水調節については、2015年関東東北豪雨における鬼怒川上流4ダムの連携操作と洪水調節の基礎について簡単に解説しています。

ダムを撮る

こちらでは「こんな撮り方があるよ」って具合に紹介しています。一眼などの高級カメラだけでなくスマホでの撮り方も紹介しています。

買ってね

ダムを知り、楽しむための初~中級くらいの内容が多めですが、若干偏ったマニアックなことまで書かれている本になっています。



2020年6月1日発売予定

2019/12/11

ちょいと池原ダムの見学に行ってきた。

今回は夜雀さんと電源開発のご厚意により特別に池原ダムと池原発電所の見学に行ってきました。




池原ダム見学スタート

見学時間をたっぷり取るために、朝8時スタート。寒い。
最初はダム直下へ。

堤体には池原ダム 電源開発株式会社の看板があります。
直下から見てあのサイズなのだから相当大きいだろうと思ったら、池原ダムは縦横3mで電源開発株式会社は縦横2mらしい。デカい。

どこへ行っても良いという事で食い気味に堤体へ。

ここまで近いと良くわからない。

この壁の向こう側に、アーチダムで最大の貯水量が貯まっていると思うと…。

最下段のキャットウォークに何かの跡。おそらく堤内仮排水路でしょう。

ドームアーチの微妙な曲線、言葉にしづらい格好良さ。

中段キャットウォークへの階段。見た目以上に急です。

上段キャットウォークへ

直下から登っていく?とのお声がけには丁重にお断りして天端から上段キャットウォークへアクセスします。

階段が急、ステップ幅狭い、片手しか掴まれない、階段が揺れるで降りるのがめちゃくちゃ怖い!!職員さんなんでそんなスイスイ降りていくの。

上段キャットウォークも怖い。手すりちょっと低いしスカスカで丸見えだし…こんなに怖いキャットウォークは久々だ。川俣ダムや川治ダムでそれなりに鍛えてきたハズなのに。

ただ、見ての通りキャットウォークは幅が広いです。それに加えグレーチングではありません。真下が透けて見えないのは良いですね。非越流式ドームアーチで上から放流が来ないですからね。

それでも怖いものは怖いわけで。下流撮るのに堤体に張り付いてるのはちょっと笑ってしまう。

上段キャットウォークに来たらコレを撮らないと。








堤体を打設した際の型枠は結構大きいものが使われている。時代的には木製型枠なんだろうけどあまり見かけないサイズ。

洪水吐

池原ダムの洪水吐は貯水池を挟んで堤体の反対側にあります。川の蛇行を利用して堤体と洪水吐を別に作っていますが、よく考えられています。

堤体から洪水吐を見るとこんな具合。貯水位が低いのでゲート丸見え。

ゲートピアに登っちゃいます。

ゲートピアに反射板があるのは珍しい&間近で反射板見るの初めて。

ゲートピアから直下を望む。減勢工の形に注目。

ゲート放流1,000㎥/sくらいまでは減勢池から水路を通り低水路へ流れ込む。

ゲート放流2,000㎥/sくらいから減勢池よりスキージャンプ式で洪水を飛ばして減勢する。

別アングルからみると減勢池の壁の形の意味がよくわかります。
すごく考えられて作られてますね。

このときは貯水位が低くて洪水吐ゲートまで届いていませんでした。

選択取水設備

建設時はただの取水設備でしたが、後々選択取水が出来る設備へ改良されています。

池原ダムの選択取水設備は濁水対策のために作られています。
洪水時は濁度の高い中層から取水、洪水後は濁度が低い表層から取水して下流河川の濁水早期解消できるようにしています。
他のダムでは冷水対策で選択取水設備を作る事が多いイメージでしたけど、北山川では冷水についてはほとんど言われないとか。
新宮川水系河川整備基本方針 土砂管理等に関する資料より抜粋

電源神社

池原ダム監視所から階段を登っていくと電源神社があります。

このフォントがカッコいい。

ちなみに電源神社は(自分が知る限りでは)全国に6ヶ所。どういうルールで作られているんでしょうねー。


 これでお参りしていない電源神社は糠平ダムと水窪ダムの電源神社だけになりました。どちらもダムには行ってるのに…。

というわけで、池原ダム見学はここまで。次は池原発電所見学へ。


2019/12/10

ちょいと電源開発の坂本ダムへ行ってきた

今回は奈良県上北山村にある電源開発の坂本ダムへ行ってきました。




坂本ダムへのアクセス

坂本ダムへのルートは3つありましたが、2019/12/8現在1ルートしか通行出来ません


サンギリ林道ルートでの行き方

R169からワーレントラス橋で北山川を渡ります。




橋を渡ったら道なりにまっすぐ。




そのまま進めばサンギリ林道に入ります。



道についてはGoogleストリートビューで全線見る事が出来ます道は離合に気を使う程度には広く全線で舗装されています…が、何よりも道が相当荒れています。




道を横断するグレーチングが外れてるところ、グレーチングが外れた溝に石が詰まっているところ、落石や道路の陥没が多く通行には相当気を使います。ストリートビューは2013年撮影(2019/12現在)のようで時間が経っていますから路面状況については信用しすぎないように。


分岐はサンギリトンネルを抜けた直後に一箇所だけ。右へ曲がります。



落石もグレーチングが外れた溝もサンギリトンネルを抜けた後の方が多かった印象です。
とにかくパンクにだけは気をつけてください。サンギリ林道は携帯の電波が殆ど入りませんので助けを呼ぶ事が出来ません。自分の場合は6人車2台で行きました。

坂本ダム到着



この時は発電所が止まっていたようで貯水池は常時満水位で越流していました。


流木が引っかかっていなければもっときれいな放流が見られた事でしょう。


洪水吐は中央7門と外側4門で越流堤の高さが違うため通常は中央7門の越流しか見られません。これも発電所が止まってたりしないとなかなか見られませんが。全門越流は大規模出水後でもないと見られないでしょう。そんな時に訪問できるかは別ですが。


直下は池原ダムの貯水池ですが、池原ダム貯水池の水位が下がっていたので湖底が見えています。


天端から越流する水を撮影。きれいです。


右岸には慰霊碑がありました。


満々と水を湛える坂本ダム貯水池。いい眺めです。


天端の高欄にはGPSユニットが取り付けられていました。ダムの歪みを計測しているのかな?同じものを東京電力の奈川渡ダムでも見ました。


銘板は撮影しにくいところに…。


堤高103mに対して天端幅は約4m。シンプルでスリムな薄肉アーチは機能美ここに極まれりでした。